カーテンは頻繁に購入するものではないので、価格の相場はなかなか分からないですよね。
しかもオーダーカーテンともなると、生地やサイズによって価格が変わるので、さらに分かりにくい…。気づいたらいつのまにか何○万円!?と驚かれる方もいらっしゃるはず。
そこで今回は、オーダーカーテンの価格の相場を簡単にまとめました。その中で予算に合わせて選べるよう、費用を抑えるポイントもご紹介いたします。
目次
オーダーカーテンの価格の相場
カーテンは、ほとんどがご新築か掛け替えのタイミングでご検討いただきます。
ご新築の場合の平均の窓数は、10~15窓くらいが多いです。
今回は、リビングなどの一般的な掃き出し窓(幅約200cm×高さ約200cm)にオーダーカーテンを使用する場合で比較をします。実際には生地や仕様によって異なりますので、あくまでも目安としてお考えください。
【カーテン相場目安:掃き出し窓(幅200cm×高さ200cm)】
-既成カーテン-
・既製カーテン 5,000円前後
-オーダーカーテン-
・イージーオーダー 10,000円~
・フルオーダー 30,000円~
・リネンカーテン(他社) 50,000円~
・リネンカーテン(Lif/Lin) 25,000円~
・高級な生地の場合 100,000円前後
上記でみると、1窓でもだいたい5,000円~100,000円程の価格の差がありますので、これが10窓となると大きな差になりますね。
価格の差が生まれる理由
カーテンのおおよその価格の相場をみてきましたが、なぜ同じサイズのカーテンでも価格の差が生まれるのでしょうか。
主な2つの理由をお伝えします。
価格の差①既成カーテンかオーダーカーテンか
こちらは皆さまイメージしやすいでしょう。
既成カーテンは、予め規格のサイズを決めておき、それに合わせて「まとめて製作」ができます。同じサイズで生地をカットする、同じ仕様で縫製するなど製作工程がシンプルのため、価格を抑えられることができます。
一方オーダーカーテンは”あなたのために”つくられたカーテンです。一つ一つの窓に合わせて採寸・縫製し、ヒダや裾の折返し、ぴったりな生地など全て自分好みで作ることができます。その分、手間がかかるためコストも割高になってしまう場合が多いです。
価格の差②化学繊維のカーテンと天然素材のカーテン
一般的には化学繊維のカーテンよりも、天然素材(カーテンでは主にリネン素材)の方が価格が高いです。
天然素材のリネンは希少性もあり、加工に手間がかかるためです。
ここで改めて、化繊カーテンとリネンカーテンのメリットとデメリットを確認しましょう。
化学繊維のカーテン
【メリット】
・非常に安価に製造ができる
・糸も際限なく製造でき加工しやすい
・シワになり難く、型崩れし難い
・縮んだり、伸びたりし難い
・洗濯しても型崩れし難い
【デメリット】
・静電気が発生しやすく帯電する
・帯電する為ホコリ等を帯びやすく黒ずみが起こり易い
・熱に弱いアイロンがけなどがしにくい(ナイロンは比較的強)
・ナイロンなどは紫外線に弱く黄ばみやすい
・経年劣化が早い
天然素材リネンカーテン
【メリット】
・自然な風合いが見た目にも美しい
・上質なリネンは肌触りが良い
・静電気が発生しにくく帯電しにくい
・ホコリが付きにくく、おとしやすい
・通気性があり乾きやすい
・お部屋の湿度を調節してくれる
・風合いが増し、丈夫で長持ち
・適度な日差しを感じられる
【デメリット】
・素材も限られ加工に手間が必要で高価になる
・天然素材であるためネップ等の糸のつなぎ目がある
・湿度に応じ伸縮する
・シワになり易い
・遮光には向いていない
以上のメリット・デメリットを考慮して、使用する目的や場所に合わせてご検討いただければと思います。
ただ、カーテンは一度掛けると、そう頻繁には洗いません。1回も洗わずに買い替えたなんてこともあるのではないしょうか?
ご検討いただく時は今までの使い方とこれからの使い方を改めて考えた上で選びたいものです。
オーダーカーテンで費用を抑えるポイント
カーテンはその空間の印象を決める大切なアイテムであるため、できればごだわりたいもの。ただ、どうしても予算はありますよね。
そんな時にカーテンにかける費用を抑えるポイントをいくつかご紹介いたします。
使う場所によって変える
お家の中でもお部屋によって使い方や目的、使う頻度は違うもの。
家族が一番長く過ごしたり、お客様が来た時に使用するリビング・ダイニングはフルオーダーでこだわりのものにし、寝室・子供部屋は抑えめに、など。お部屋によってオーダーカーテンと既製カーテンを使い分けるなどの方法も一つ。
カーテンの生地や仕様を変えるだけでも、数が増えると大きな差になる可能性があります。
リネンカーテンで、既成カーテンをお探しの方はこちらもぜひご覧ください。
【ボー・デコールオンライン】既成リネンカーテン『8a-Hatia-』シリーズ
カーテンの仕様を変える
オーダーカーテンの価格の差は生地の使う量によっても変わります。
例えば、カーテンのヒダを2倍ヒダ(3つ山)から1.5倍ヒダ(2つ山)にすれば、仕上がり幅のサイズによっては使用する生地の量が減らせます。結果、費用を抑えられます。


カーテンの枚数を変える
カーテンは、ドレープ(厚手)とレース(薄手)の2枚を使用することが多いと思いますが、使う場所によってはどちらか1枚でもいい場合があります。
我が家はリビングとダイニングでリフリンのカーテンを使用していますが、最初はドレープ1枚で1年過ごしました。その後、ダイニングは追加でレースをつけましたが、リビングはまだドレープ1枚です。
使用する枚数や組み合わせが変われば、費用は抑えられます。
カーテンが必要か考える
そもそも全ての窓にカーテンが必要かというと、実はそうでもない場合があります。
基本的に使っていない部屋はカーテンが必要ないことが多いのではないでしょうか。
ですが、それでもお部屋の中が見えてしまうのが気になる場合や、家具や床の日焼けが気になる場合は対策が必要ですね。使用状況によってカーテンの必要性を見直してみるのもひとつです。
カーテン生地を変える
カーテン生地は本当に沢山の種類があります。色柄はもちろん、同じ色味でも織り方や肌触り、透け感が異なるものも。
似ている生地でも、生地ランク・価格帯が実は大きく違うなんてこともあります。
カーテン専門店のスタッフからすると、お客様にはやはり「一番自分が気に入ったカーテン生地を選んでほしい」と思います。なぜなら、日々の暮らしが好きになる、より豊かになるには、好きなものに囲まれた暮らしをすることが一番だからです。
それでも予算の兼ね合いがあるかと思います。このカーテン生地が気に入っているけど、似ているものでもう少し価格帯が低い生地も見てみたいなどがありましたら店舗スタッフへご相談ください。お客様のカーテンの用途・目的に合わせて提案いたします。
さて、ここまでオーダーカーテンの価格を抑えるポイントについてご紹介してきました。
最後に、当店のリネンカーテンLif/Linの特徴についてご紹介します。
リネンカーテンLif/Linが価格を抑えられる理由
先程少しふれましたが、価格の相場のところで、リネンカーテンの他社とLif/Lin(リフリン)との価格には2倍ほどの差があります。上質なリネンの生地と丁寧な縫製にも関わらず、価格を抑えられているのには理由があります。
Lif/Lin(リフリン)のリネンカーテンはヨーロッパ産の上質なリネンを使用し、海外の当社提携工場で生産指導、デザイン作製、生産管理を協業で行いながら製造しています。
日本人の感性に合ったデザインと確かな品質に加え、国内のホルムアルデヒド検査(国内の第三者機関にて定期的に実施)等も行い、多くの方に安心してお使いいただけるよう製造しています。
自社と現地による協業のもとつくられているオリジナルの商品であるため、たくさんの方にお使いいただきやすい価格設定にしています。
リネンカーテンLif/Linでは、天然素材リネン100%のオーダー専門カーテンブランドなので、お客様の細かい要望に柔軟に対応可能です。リネン生地も約100種類ほど取り揃えているので、お部屋のイメージにあったものをご提案させていただきます。
全国約200店舗でLif/Linの取扱いがありますので、気になる方はぜひお近くの店舗までお越しくださいませ。
playlist_add_check オーダーカーテンの価格の相場と費用を抑えるポイントを紹介! まとめ
カーテンを選ぶ時は今までの使い方も振り返ってみると固定概念が外れる可能性がある
カーテンを使用する場所によって仕様や枚数を変えることで費用を抑えられる
Lif/Lin(リフリン)のリネンカーテンは自社と現地提携工場との協業で製造することで使いやすい価格設定を実現している